Androidx.appcompatの最新情報 (1.1.0のlocaleイシュー関連)

Appcompatライブラリの1.1.0バージョンにはi18nに関するregression issueが一つありました。

古いAndroidバージョン(例えば5.1 - API 22)で, システム設定の言語設定の変更がActivityのbaseContextに正しく反映されない問題です。検索して見るといろんな対策が挙げられていますが, 汎用的なユースケースで通用する物はあまりなかったです。結果的にlocaleの変更が必要なアプリは1個前の1.0.2バージョンを使うしかなかったです。

しかし, ダークテーマ等, 1.1.x以上のappcompatでしか動作しない機能が導入できなくなかったので, 開発者としては不便な状態が長く続いてしまいました。

 

昨日これに関してGoogleからの答えがありました。

「元々リリースのつもりだったマイナーパッチ(1.1.1)は変更範囲が広いためできなかった。代わりに1.2.0に反映してリリースする予定になる。早い内に1.2.0-rc02をリリースし, 特に問題なければそれがそのままstableバージョンになるはず。」

 

今までのappcompatリリースの履歴から推測すると今月中にはrc02がリリースされる可能性が高いと思われます。ので, もしダークテーマ等の採用がappcompatのせいで延期になっている方だと, rc02のリリースの時点で機能を実装し, 1.2.0 stableがリリースされたらQAしてアプリをリリースする事はありえる方向だと思います。

 

参考 - イシュートラッカのリンク: https://issuetracker.google.com/issues/140602653

 

#android #androidx #jetpack #appcompat